30秒間録音できる録音キットで作成したVOCAを使っていた人から、「もっと長い時間の録音がしたい。もっと大きな音で再生したい」とのリクエストがあり、できるだけ簡単に作る方法を考えてみました。
120秒の録音ができる「音声録音モジュール」とアンプが内蔵されているDaisoの「USBスピーカー」(300円+税)を使い、そのつなぎの部分の基板を自作しました。ケースは、Candoで見つけた、USBスピーカーがちょうど入るサイズの物にしました。
VOCA(ヴォカ)とは、「Voice Output Communication Aid」の頭文字で、「音声を出力するコミュニケーション機器」のことです。大音量で鳴らすことができれば、1対1のコミュニケーションにとどまらず、朝礼時の号令とか、誕生日会での演奏とかにも使ってもらえそうです。
購入品


品名 | 単価 | 個数 |
---|---|---|
【Amazon】Richer-R 音声録音モジュール 120秒 | 1219円 | 1 |
【秋月】片面ユニバーサル基板(ブレッドボード配線パターンタイプ) Dタイプ(47×36mm) | 40円 | 1 |
【共立】φ3.5mm ステレオジャック 基板用 PJ-317-G | 51円 | 2 |
【RPE】基板取付USBコネクタ メス C-160 | 130円 | 1 |
【RPE】波動スイッチ DS850K-S-WD | 140円 | 1 |
【DAISO】USBミニスピーカー | 330円 | 1 |
【秋月】電池ボックス 単3×3本 リード線・フタ・スイッチ付 | 110円 | 1 |
【Cando】フタ付きスタッキングボックス | 110円 | 1 |
可変抵抗 10kΩ | ||
赤色LED 3mm、抵抗 1kΩ、コンデンサ 0.1μF | ||
合計 | 約2300円 |
回路
(1)最初からついていたスピーカーの信号を、アンプ付きのスピーカーに渡すために、以下のように回路を変更する必要がある。

(2)基板を作る前に、仮の回路を組んで、これで正しく動作することを確認する。

(3)配置を考えながら、自作する基板の配線を考える。単3乾電池3本で、音声録音モジュールとUSBスピーカーの両方に電源供給する。
ただし、この回路では、録音時に少しノイズが入るようなので、改善の余地があるかもしれない。


作成手順
(1)中継基板を自作する。録音モジュールのボタン電池を外し、電池ボックス、録音モジュールとの配線をする。

(2)ボックスのフタの裏に、ホットボンドで固定する。

(3)ボックスの中には、USBスピーカーの筐体を外したスピーカーを入れる。当初は、スピーカーをそのまま入れるつもりだったけど、基板や電池と干渉してしまったので、スピーカーを分解、切断してなんとか納めました。

(4)フタをはめて、USBスピーカーのUSBコネクタとミニジャックを差し、外部スイッチを接続すれば出来上がり。USBスピーカーの初めからついている音量調整は、最大にしている。

(5)フタの外側には、電源スイッチとLEDと音量調整つまみがある。

使用方法
(1)電源スイッチを入れて、ふたの内側のスイッチを押すと、録音開始
(2)もう一度スイッチを押すと、録音終了
(3)外付けのスイッチを押すと再生
(4)音量は、つまみで調整できる
※音楽は、「甘茶の音楽工房」からお借りしました。