i+Padタッチャーもどき(再)

支援機器

 外部ボタンを押すとタッチスクリーンをタップしたことになる「i+Padタッチャー」を真似たガジェットです。過去の記事を見て「時間があったら同じものを作って」との依頼があったので、台風で外出できない暇つぶしに作りました。全く同じものを作るのも芸がないので、ちょっと改良をしています。前回より柔らかいケーブルを使ったことと、タッチボードの周りに3Dプリンタで作ったキャップを被せたので、扱いやすくなりました。
 別の記事で、遊べるゲームを何個か紹介する予定です。

【まほろば】「i+Padタッチャー」もどきを作る
スイッチを押すと、タッチパネルをタッチしたことにできる「i+Padタッチャー」という製品は、iPadを手軽にスイッチ操作できるものとして人気があります。市販品を使って、できるだけ簡単に(しかも丈夫な…

購入品

必要な部品で、一番入手困難だったのが、FRISK容器。ほかにしっくりくるケースが見つからなかったので、メルカリで8個300円で購入しました。

品名個数個数
【スイッチサイエンス】リレータッチボード(ドライバ無し)1560円
【秋月】電池ケース CR2032×2個用 スイッチ付き1150円
【秋月】3.5mm モノラルジャック150円
【Amazon】スリムロボットケーブル KRT AWG28 X 2C 5m60cm85円
【Daiso】コイン電池CR 20322110円
【メルカリ】FRISK容器140円
熱収縮チューブ、結束バンド
   合計約1100円

作成手順

(1)ケースに、Φ6.5mmのモノラルジャックの穴、Φ4mmのケーブルの穴2個、固定Φ3mmのケーブルの穴2個をあける。

(2)電池ボックスの黒線を7cmに切ってケーブルの黒線とはんだ付けして熱収縮チューブ(青)で保護する。電池ボックスの赤線を8cmで切ったものと、ケーブルの白線をモノラルジャックとはんだ付けする。ケーブルは、熱収縮チューブ(黒)で2重に補強する。

(3)ケースにモノラルジャックを固定し、チューブを通して結束バンドで固定し、配線をホットボンドで押さえる。電池ボックスに、CR2032の電池の表裏に注意して挿入し、スイッチをONにする。

(4)黒線をEN と GNDをショートさせるようにはんだ付けし、白線を 5V にはんだ付けする。ケーブルは瞬間接着剤で基板に接着する。右側は、3Dプリンタで自作したキャップです。

(5)キャップ内にホットボンドを流し込んで、リレータッチボードに被せる。

(6)今回、2個作りました。

使い方

 タッチパネルには静電(静電容量)式と感圧(加圧)式の2つの方式がありますが、前者のスマートフォンやタブレットで使えます。iPhone、iPadはもちろん、ほとんどのAndroidタブレットや、Fireタブレットで使えます。
 外付けスイッチを押している間、タッチし続けているのと同じなので、スイッチを短く押せばタップ、長く押せばロングタップになります。
 タッチパネルへは、薄い両面テープで貼り付けます。


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